今回は、1954年公開のアルフレッド・ヒッチコック監督作品『ダイヤルMを廻せ!』から。ちなみに、1998年にはマイケル・ダグラス、グウィネス・パルトロウ主演で『ダイヤルM』としてリメイクされています。
小さなバッグが好きになった原点
高校生の頃に観た、アルフレッド・ヒッチコックの『ダイヤルMを廻せ!』。
ストーリーの緊張感も印象的でしたが、私の心に残っているのは、グレース・ケリーが演じたマーゴの、クラシックなボルドーのバッグでした。
この映画では、マーゴのバッグが物語の重要な場面に登場します。
バッグの中に入っていた鍵が、事件の謎を解く手がかりになっていくのです。
マーゴは、上品で知的で、凛としていて、どこか芯の強さもあって。
シンプルな服にきちんとした小物を合わせたスタイルが、とても素敵でした。
そして、その手元にあった小さなバッグ。
コロンとした形。
深みのあるボルドーの色。
そして、マーゴが鍵をバッグにしまうとき、バッグをパタンと閉じる、その仕草。
あのバッグが忘れられなかった
映画を観ていると、ストーリーとは別に、ふと目に留まるものがあります。
洋服だったり、インテリアだったり、そしてバッグだったり。
今あらためて考えてみると、私が小さなバッグを好きになった原点は、もしかしたらこの頃だったのかもしれません。
マーゴのバッグは決して派手ではないのに、彼女のスタイルを引き締めていて、とてもバランスがいい。
バッグそのものが目立つというより、持つ人の雰囲気を引き立てているように感じます。
そんなところも、今の私がバッグを選ぶときに惹かれる部分なのだと思います。
大人になった今、あらためて思うこと
高校生だった頃からずいぶん時間が経って、今は自分でバッグを選ぶようになりました。
それでも、好きなものは意外と変わっていません。
小ぶりで、シンプルで、品があって。
持ったときのシルエットまで素敵に見えるバッグ。
荷物をたくさん入れるためのバッグとは少し違って、必要なものだけを入れて、バッグそのものの存在感を楽しむ。
そんな小さなバッグに、今も惹かれます。
今の私が選ぶなら
もし今、マーゴが持っていたようなバッグを選ぶなら。
できるだけシンプルで、品があって、気分が上がるものがいい。
そして、そんな気分で選んだのが、こちらのバッグです。

丸みのあるフォルムに、少し太めのハンドル。
やわらかなレザーが自然にくたっと馴染むような形も、このバッグの好きなところです。
かっちりしすぎず、でもカジュアルになりすぎない。
シンプルな服に合わせて、バッグを主役にするのもよさそうです。
小さめのバッグだからこそ、持ったときのシルエットも楽しみたい。
映画の中で見つけた、ちょっとクラシカルなバッグの雰囲気を、今のスタイルにも。
高校生の頃に憧れたバッグの記憶を、今の自分なりに選び直すような気持ちで。
そんな思いで選んだ一品です。
こちらは次回、予約販売を予定しています。
販売開始日が決まりましたら、Instagramでもお知らせします。
画像出典:Wikimedia Commons(Public Domain)